南林間の鍼灸院
鍼灸マッサージField
〒242-0003 神奈川県大和市林間1-7-17 林間ホームズ207(南林間駅改札口より徒歩5分)
バレーボールは、世界の競技人口のランキングを見てみると、上位に入っています。日本では、家庭婦人のスポーツの中で一番参加の多いスポーツです。
特に子供さんのいる女性にとっては、運動したくても子育ての日々忙しい中でスポーツは?と思う方もいらっしゃると思います。その中でも、子供を連れてきても大丈夫であったり、小学校のPTAで募集をしているバレーボールは始めやすいのではないでしょうか?一人ではないですし、続けやすいスポーツです。障害の大半はジャンプによる外傷や傷害ですが、慢性障害もあります。
参考 林光俊 「種目別スポーツ障害の診療」 南江堂
※RICE処置の目的:各方法を用いて、腫れを抑えることによって、症状の慢性・長期化を防ぐために行います。
Rest:安静…体内の血液循環が活発にならないようにします。
Ice:冷却…冷やすことで血管を収縮させ、患部の血流を減少させて内出血をおさえます。
※凍傷に注意しましょう。患部が冷えすぎる時は、タオルなどを皮膚に巻き、その上からアイシングをして下さい。時間の目安は15~20分位で患部が感覚がなくなったら外し、しばらくしてまた冷やしてください。
Compression:圧迫…内出血による血腫を抑えます。
テーピングを巻く時は、強く巻きすぎないようにしてください。巻いた後シビレや、末梢部分の色が圧迫した後、元に戻るかを確認しましょう。
Elevation:挙上…患部を下げると重力などにより、内出血しすくなります。なるべく患部を心臓より高い位置にしましょう。座わっていたら、足が股関節と同じ高さになるようにしましょう。横になっていたらクッションなどで足を高く上げて下さい。
そのような場合は受診をし靭帯の状態を確認しましょう。
内反捻挫では足首を内側に捻ることで、外側にある前距腓靭帯という靭帯が損傷されます。日常生活に支障が出る場合は、手術(靭帯の再建術)を行うこともあります。捻挫はよくある外傷で、そのままにしがちですが、痛みや腫れが引かない時は受診をおすすめします。
内反捻挫は足首を内側に捻ってしまった結果、足首の外側に腫れが出てしまいます。受傷後は足首周りのサポートとして、テーピングや装具(アンクルブレイス)があります。装具には種類が色々ありますが、着脱しやすいものが使いやすいかと思います。装具はどんなものがあるか?テーピングの巻き方など、お気軽にご相談下さい。
足関節不安定症(いわゆる捻挫ぐせ=捻挫を繰り返したりして痛みが取れないこと)がある場合は、足関節周りの筋肉の強化をします。また足関節がしっかり踏ん張れるように、バランス系のトレーニングも大切になります。
装具の種類、テーピングの巻き方、足関節周りの筋肉の鍛え方、バランス系のトレーニング等ご不明な点についてお気軽にご相談下さい。
横になって安静にする場合、仰向きではなく横向きになり、さらに軽く股関節、膝を曲げてエビのように丸まる姿勢を取ると楽です。
固定アイシングは15分~20分ぐらいを目安に行いましょう。
※腰を冷やすと、冷やすことによって身体が伸びにくくなります、起き上がりなどの動作が辛くなるので、注意が必要です。
ストレッチで柔軟性を保ちましょう。ストレッチは、一部分だけでなく全身を行ってください。また練習前後に行いましょう。
柔軟性とは、筋肉と腱などが伸びる能力のことです。関節自体の動かせる範囲を広げることと、関節を動かす時に働く筋肉がしっかり収縮して動きやすくすることです。
柔軟性を高めることは、筋肉を動かすため血行が良くなり疲労が取れます。筋温が上がります。(寒い日に何もせずいきなり運動を始めると、身体が硬く伸びきらないので怪我のもとになります。
特にバレーボールは、低い姿勢でキープすることが多いので、股関節、骨盤周りのストレッチ、スパイクやレシーブで腰を反ることも多いので、体幹前後、ハムストリング、腓腹筋などはしっかりとやりましょう。また練習中に背筋、ハムストリング、腓腹筋のストレッチを行うことも効果的です
腹筋と背筋のバランスが悪いと腰痛を引き起こします。
特にバレーボールなどのジャンプ動作では、背筋を多く使うので普段から背筋、ハムストリング、腓腹筋など後方系の筋力強化が必要です。
症状:筋肉の一部に筋硬結があり疼痛、圧痛があります。動作時の腰痛があり、安静にすると軽減します。
背筋、ハムストリング、腓腹筋の負担が多くなります。股関節屈曲が、骨盤の前傾を強くし、筋の一部に負担がかかり、痛みを起こします。
椎間関節=脊椎の骨(椎骨)は、積み木のように積みあがっています、上下の骨は前方は椎間板、後方は椎間関節(左右にあります)で連結していて各前方・後方の荷重を支えています。
症状:一時的に腰が抜けたようになり、力が入らなくなる、変形性関節症になると腰が反らせず常に腰の下部にだるさを感じる。
着地時にバランスを崩して後傾位(体を反った状態)で踵から着地した時に発生しやすいです。
コルセットを使用するのも良いですが、コルセットに頼りすぎると腰回りの筋肉が弱くなってしまうため、痛みが強い時、腰に負担がかかる動作の時だけ装着する方が良いです。
症状:練習終了後、初期は腰部の違和感、重だるさ鈍痛があります。進行すると練習中の腰痛、腰痛のは多くは片側で伸展動作(体を反る)によって痛みが増強します。
腰椎は、椎体(腰椎の前方部分)と椎弓(腰椎の後方部分)で構成されています。腰椎の後方部分の椎弓が、分離した状態を言います。疲労骨折が原因と言われています。
症状:腰痛、下肢放散痛(放散痛とは、末梢神経などの圧迫によって末梢神経に沿って広がる痛みのこと。腰の局所に圧迫がある場合それが、臀部から足先に響くように痛みがひろがる)下肢のシビレ(普通は左右どちらか片方)、脱力感(力が入りにくい)。
椎間板とは、背骨と背骨の間にあるクッションの役割をしているもの、中心には髄核があり髄核を取り囲む繊維輪で構成されています。椎間板ヘルニアは、この髄核が飛び出てしまった状態で、飛び出した髄核が周りの神経を刺激することでおこります
腰痛では、ストレッチや体幹筋の強化などが、必要になります。現在痛みのある方、以前痛めたことのある方、積極的にスポーツを楽しみたい方、皆様の筋力や柔軟性は異なります。何から始めたら良い?など、お気軽にご相談ください。
痛みのある部位のアイシングをします。
同時に酷使した大腿四頭筋のアイシングも効果的です。
大腿四頭筋のストレッチをメインに行いますが、大腿四頭筋が運動強度についていけなくなると、他の筋肉への負担がかかってくるため、ハムストリング・内転筋など大腿部の筋、腓腹筋・膝窩筋などのストレッチを行います。
膝まわりの大きい筋肉である、大腿四頭筋の状態とも影響するため、下肢の筋持久力の強化が必要です。
また普段の動作時に膝が内側に入ったりなど、動作のクセに注意して、筋力トレーニングを行いましょう。
ジャンパー膝は繰り返しによって起こる障害なので、常に疲労を残さないようにしましょう、方法としてはストレッチでしっかり筋肉の柔軟性を維持すること、入浴で筋肉を緩めること(温めると筋肉は緩くなります)。※入浴については膝が熱感を持っていたり、腫れたりしているときは、温めないように気を付けましょう。
体重が増えると、支える関節にも負担がかかります、特に筋肉が弱いと負担が強くなります。
ジャンパー膝の予防の基本は、実際の膝の強度や耐久性を知りトレーニングを行うことです。トレーニングにあたっては、膝の正しい動きを覚えることが必要になります。またジャンパー膝用のサポーターやテーピングもあります。何から始めたら良いか?自分の身体のクセがあるのか?などお気軽にご相談ください。
バレーボールでは、オーバーヘッドの動作が多いスポーツです、(肩より上で動作をする)
普段手を肩より上にあげる動作が、日常生活にどのくらいあるでしょか?少ないと思います。また肩はかなり自由に動かせる、関節可動域があります、中でも肩にはゼロポジションと言って肩に余計な力が入らず安定した位置(角度)があります。
ゼロポジション:上腕骨が肩甲骨にはまる角度140°(万歳した位の角度)。上腕骨が内外旋していない(=捻られていない)力がかかっていない位置をいいます。
これよりも上にあげれば関節は狭くなり、さらに捻りが加われば関節に負担がかかります。オーバーヘッドで行う種目は、肩に負担がかかります。また肩甲骨の動きが悪いと、他の筋肉に負担がかかってしまいます。
肩の障害ルーズショルダー、インピンジメント症候群、肩甲上神経障害についてまとめます。
痛みのある部位を中心にアイシングしましょう。
肩まわりの大胸筋・背筋などのストレッチを行いましょう。特にオーバーヘッドの動作には、体幹の捻りもあるので腰や股関節のストレッチも合わせて行いましょう。
インナーマッスルのトレーニングは、チューブなどを使って行います。インナーマッスルは関節の安定に関わる筋肉のため、アウターマッスルのように重い負荷をかけるのではなく、チューブを使い軽い負荷でじっくり行います。
※インナーマッスルとは、肩関節腱板とも言われ、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉を指しています。
インナーマッスルは、身体の深層(骨に近い所)にあり、関節を安定させています、動作時にはアウターマッスルとともに働いて、姿勢の保持や動作のサポートをしています。
スパイクフォームの見直しをしましょう。特にスパイクする時に、体よりも肩が後ろで打つ状態になると、いつもよりきつい状態で肩に負担がかかります。(体よりも肩が後ろになる体のポジションのイメージとしては、ネットの方に突っ込んでしまっている状態で、少し後ろに上がったトスを打つような姿勢。)
テーピングをする、固定をすることでその筋肉の負担を軽減させることが出来ます。キネシオテープを使用すると良いでしょう。
ルーズショルダーとは、肩関節が緩いという状態を言います(=肩関節不安定症)
肩の関節は筋肉、靭帯。関節包。関節唇などで構成されていて、自由な範囲を動かせる関節です。スパイクなどで肩関節周囲の関節、腱、筋肉に継続的に負担がかかることで損傷してしまいます。
症状:少しの運動などで肩に痛みがあり、違和感が続きます。
インピンジメントとは、挟まる衝突という意味です。
肩関節はインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)にささえられています。また肩峰下滑液包という袋が骨と筋肉の間にあり、腱板の動きを保護しています。インピンジメント症候群は、肩を上げた時に腱板や滑液包などが肩関節でぶつかり、挟まってしまうことで痛みが出ます。
症状:肩を外転(腕を横から上げる)した際に、60~120°のあたりで痛みや引っかかりを感じる。(ペインフルアークサイン=有痛弧徴候)
棘上筋の筋力が弱くなり、肩の外旋動作がしっかりしきれなくなってしまいます。
肩甲上神経が肩甲骨の外側縁で圧迫されたり、肩甲骨が外転することで肩甲上神経が引き伸ばされて、機能しなくなる時に起こります。
症状:棘上棘下筋の萎縮、肩の後方に痛みが出ます。肩全体の疲労感が出ます。
肩の痛みが気になる方へ 肩は関節の中でもかなり自由度がある関節で、日常生活でもよく使います。
スポーツによる肩の障害は使いすぎなどにもよるので、ウォーミングアップやクーリングダウンを行い、負担をかけないよう、体のお手入れを行うように気を付けて下さい。インナーマッスル強化などお気軽にご相談下さい。
変色、変形、腫れがある場合は、RICE処置を行い腕を吊りましょう。
開放性の脱臼や骨折の場合は、患部を清潔に保ち病院を受診してください
※繊維がついてしまうティッシュやガーゼなどでは包まないようにしましょう。
受傷初期では、隣の指を一緒にテーピングをするのが良いです。
受傷した指1本だけで固定するのは、治療や回復の様子をみて行っていきます。
どの指にも起こることですが、脱臼が起こりやすいのは第5指のPIP関節です
PIP関節(proximal interphalangeal joint)=近位指節間関節(きんいしせつかんかんせつ)指の先端から2番目の関節を言います。(親指には無いです)
症状:痛めた関節の腫れ、疼痛、これらがだんだん強くなります。
指尖部に背側からかかった外力で、DIP関節が急激に曲げることを強制されて起こります。
DIP関節(distal interphalangeal joint)=遠位指節間関節(えんいしせつかんせつ)指の先端から最初の関節。
症状:伸筋腱の断裂、または末節骨の剥離骨折のため、DIP関節の屈曲変形が起こり、他動的には伸展できるのですが、自動での伸展はできないという状態が起きます。
明らかに変形変色腫れがある場合は、受診をお勧めします。一度経験してしまうと、怖くなってしまうこともあると思いますが、テーピングなどをして様子をみながら、行っていくのが良いでしょう、ご相談ください。
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